Investment_04 : IPO投資は無料の宝くじ

今日はIPO(新規公開株式)投資についてお話ししたいと思います。

投資初心者でも取っ付きやすい内容なので、ぜひ一読頂ければと思います。


IPO(新規公開株式)

IPOとは「Initial Public Offering」の略で、日本語だと新規公開株式と言います。

具体的には、上場前の企業が証券取引所に上場し、誰でも株が取引できるようになることです。

企業の主目的は投資家からの資金調達がとなります。

この上場する際に売り出されるIPO(新規公開株式)の制度を利用した投資がIPO投資です。

IPO投資

IPO投資とは上場前に公募されるIPOを抽選で購入し、上場日に初値で売る事です。

初値とは?

→ 未上場企業が証券取引所に新規上場し、新規公開株に最初についた株価をいいます。

新規に上場しようとしている企業は資金調達を目的の一つとしている為、上場前に公募して売り出す株式の価格を、投資家が買いやすいように一般的には割安の価格で設定されます。

その為、上場後は株価が上がることが多く、上場時初値で売ることで利益が得られます。

「IPO投資」のメリット
  1. 仕組みが簡単
  2. 当選すると高確率で利益が得られる
  3. 落選しても資金が減らない
  4. 少ない資金でも投資できる

①仕組みが簡単

仕組みが簡単です。

なので投資初心者でも、すぐにトライすることができます。

当選した場合:IPO抽選参加→当選→IPO購入→上場日売却

落選した場合:IPO抽選参加→落選

基本的な流れは上記2パターンしかありません。(証券会社により、若干異なる場合があります)

上場する企業のIPOを取り扱っている証券口座と、必要資金さえあれば、抽選申し込みにかかる時間はほとんど必要ありません。

あとは抽選結果を待ち、当選したら期間内に購入し、あとは上場日に売却設定をするだけです。

②当選すると高確率で利益が得られる

当選した場合、初値で売るとかなりの確率で利益が得られます。

「IPO 勝率」で検索すると色んなサイトで紹介されていますが、毎年かなりの高確率で初値が公募価格を上回っています。

ですが、もちろん下回ることもありますので、ご注意ください。

③落選しても資金が減らない

抽選の結果、落選したとしても手数料などは一切かかりません。

自分の手間のみです。

④少ない資金でも投資できる

IPO投資に必要な資金は、購入希望の株式の

(公募価格)×(必要最低株数)

です。(抽選時に資金が要らない証券会社もあります。)

数えた訳ではありませんが、30万円程度の資金があれば、半分以上の抽選に参加できると思います。


「IPO投資」のデメリット
  1. なかなか当選しない
  2. こまめにスケジュールの確認が必要
  3. 複数の証券口座が必要
  4. ある程度の資金が必要

①なかなか当選しない

簡単でリスクが少ない為、競争相手が多いです。

また証券会社の顧客が優先されるので、そもそも当選本数が少なく、なかなか当選しません。

なので、根気が必要ですが、宝くじに比べたら当選確率は圧倒的に高いと思います。

②こまめにスケジュールの確認が必要

IPOの情報を定期的に確認し、いつどんな企業がIPOを行うか情報収集する必要があります。

また実際に抽選から購入、売却までのスケジュールは短いので、予定を確認する必要があります。

購入できたのに上場日に売り忘れたなんてなったら、悲しすぎます。

なので、IPO情報を自動で収集したり、抽選や購入などのスケジュールを管理する為のアプリを活用しています。

やさしいIPO株のはじめ方

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③複数の証券口座が必要

IPOを取扱う証券会社は、上場する企業ごとに異なり、基本的に複数社取扱うのが一般的です。

その中で主幹事会社と呼ばれる証券会社がIPO株の割当数が最も多くなります。

主幹事会社は上場する企業毎に異なるので、できるだけ多くの証券口座を開設し、主幹事会社となる証券会社を優先的に抽選申込みした方が当選の確率は高まります。

証券会社の口座は無料で開設できるとはいえ、手続きは大変です。

また資金も複数の証券口座に準備するとなると、それなりの金額になってしまいます。

その為、都度、資金が必要となる証券口座に移動することになりますが、銀行口座と違い、振替するには日数が必要だったりするので、結構大変です。

ちなみに僕は8つの証券口座を持っていますが、現状は資金の都合もあり、IPOの取扱いが多い「SBI証券」と「大和証券」、件数は少ないですがNISA口座のある「楽天証券」、それと申込時に資金の必要のない「野村證券」で行なっています。

④ある程度の資金が必要

メリット④で「少ない資金でも投資できる」と書いているので矛盾しますが、当選確率を上げるには抽選の機会を増やすしかありません。

結果、資金がある程度必要というか、資金があった方が成功する確率が高くなります。

上記、③で書いたように証券口座を増やした場合も、資金が多い方が運用は楽になります。


IPO投資の当選実績

では僕のIPO実績をご紹介します。

初めてIPO投資を行ったのは2018なので、今年で4年目です。

当選件数:3件、トータルリターン:171,336円(税引前)

【内訳】

2018年:当選件数 1件

     ソフトバンク 800株 / 公募価格 1,500円 / 初値 1,463円 / 利益 −29,794 / SBI証券

2019年 : 当選件数 2件

    ブシロード 100株 / 公募価格 1,890円 / 初値 2,204円 / 利益 31,130円 / 楽天証券

    サイバー・バズ 100株 / 公募価格 2,300円 / 初値 4,000円 / 利益 170,000円 / 大和証券

2020年 : 当選件数 0件

2021年 : 当選件数 0件(10月1日時点)

ソフトバンクは、最初からマイナス予想が出てましたが、とにかく当ててみたい気持ちで応募した記憶があります。笑

2019年は何か流れが良かったみたいで、2件当選し、利益も出ました。

2020年はコロナ禍ということで、ほとんど申し込みせず。

2021年は資金を他に回しているので、申し込み件数が減っているのもあってか、今のところ当選はありません。

年末に向け、IPOの件数も増えるはずなので、余裕資金の範囲内で申し込みを続けていきたいと思います。


当選の確率は高くはありませんが、抽選に申し込むだけならば無料です。

僕でも当選はしているので、気長にやれば、いつか当選することもあると思います。

IPO投資は無料の宝くじです。

資金に余裕がある方だけでなく、銀行預金している方も、抽選だけなら減ることはありませんので、証券口座に移してIPO投資を試してみてはどうでしょうか。

結果を待つのもドキドキして楽しいですので。笑

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