今日はTRAINERROAD(以下、TR)を導入して感じたメリット、デメリットについてです。
初めに導入時の設定について簡単に紹介します。
導入時に設定する項目は次の5つです。
- トレーニング時間
- トレーニングボリューム
- インターバルトレーニングの経験
- プランの開始日
- 目標とするレース
①トレーニング時間の設定
直近6週間における、一週間の平均トレーニング時間を選択します。
僕は「高7−9時間」を選択。
②トレーニング時間の設定
トレーニングのボリュームを「低・中・高」から選択します。
僕は推奨の「中ボリューム」を選択。
③トレーニングの経験
インターバルトレーニングの経験を「初心者 / 中級 / 上級 / エキスパート」から選びます。
僕は「中級」を選択。
④プランの開始日
プランの開始日を選択します。
仮で本日9月28日としています。
⑤目標とするレース
最後に目標とするレースの日にち、重要度、種目、レース時間等を設定します。
なお、レースは複数設定でき、それぞれ重要度をA、B、Cで優先順位をつけることができます。
僕は「フジヒル」が一番の目標レースなのでそれをAとし、他にもいくつか出たいレースがあるので、それらをBで設定しました。
優先順位をつけられます
種目が選べます
以上、これだけです。簡単です。
ここまで設定すると、目標レースに向けたプランが作成され、確認することができます。
そしてTRは正式登録前でもお試しでプランを作ることができるので、興味ある方はとりあえずやってみるといいと思います!
Ramp Test (ランプテスト)
プランが出来たら、まず初めにトレーニングの強度を決めるために自分が出せるパワー(FTP)を計測します。
計測方法は「RampTest」と呼ばれる測定の為のメニューを行います。
「RampTest」とは、5分間のウォームアップの後、1分ごとにターゲットとなるパワーを少しずつ上げていき、ペダルを回せなくなるまでこぎ続けるという内容です。
その結果に基づき算出されるの現在のパワー(FTP)となります。
↓ FTPについてはこちらをご覧ください。
そして、計測したFTPに基づきトレーニングの強度がきまります。
この 「RampTest」 は定期的にスケジュールされています。
FTPを計測し、その数値に基づきトレーニングのアセスメント(評価・分析)を行うというの繰り返して、最適・効果的なトレーニング内容・強度を決定しているようです。(実際に内容が変わっているかは未確認なので、今度検証したいと思います)
TRを使用し始めて約4か月が経ちますが、現時点でのメリット・デメリットを整理したいと思います。
- プラン、ワークアウトを容易に変えられる
- 期間毎のプランが明確
- 一週間単位
- FTP計測が「Ramp Test」
- アプリの更新が頻繁にある
その時の都合に合わせてプラン、ワークアウトを容易に変えられます。
最初の設定時に目標レースまでのワークアウトが設定されますが、予定が変更になった時に容易にプランを変更できます。
今年もそうですが、新型コロナウィルスの影響でレースが中止になったとします。
その場合は目標レースを削除するだけで、プランが見直されます。
また設定レースの優先順位の変更もできますし、変更した内容に合わせてプランも見直されます。
サラリーマンゆえ、仕事の状況などにより、予定が変わることが多々あります。
そして週5日ワークアウトが設定されていたとすると、1日の変更が週間スケジュールに大きく影響することもあります。
TRであれば、カレンダーの予定をドラッグすることで簡単にワークアウトの予定を入れ替えることができます。(1日に2つのワークアウトをこなすこともできます。)
この歳になると明らかに体調が悪い日というのが定期的にやってきます。(僕だけ?笑)
この体調だと「強度が高すぎる」、「やりきれないかも」、って感じるときには、他の日のワークアウトと入れ替えたり、あるいは類似効果のワークアウト提案があるので、ワークアウトを変更したり、ワークアウトの時間を短くするなどの変更が簡単にできます。
プランを設定すると、目標レースに向けて「基礎段階」「ビルドアップ段階」「スペシャリティ段階」の3つの期間が設定されます。
トレーニングの内容も段階ごとで変わりますし、自分がどの段階で何を目的にしてトレーニングを行っているのかを明確に意識することができます。
目標レースに対してプランが作成されますが、基本的には一週間単位で考えられています。
最初の設定で変わってくるかもしれませんが、僕の場合は大体一週間の内、1日はリカバリーメニューが入っています。
また、一週間単位なので、週のリズムを作りやすく、先の予定も調整しやすいです。
また上記②の段階の変わり目の週は、リカバリーメニューだけの週があって、そこで疲労を回復することができます。
オアシス週!!笑
FTPの計測方法は「Ramp Test」の他に「20Minute FTP Test」があります。
有名なのが、5分の全力走のあと、20分間漕ぎ続けられるパワーを継続して、その20分間の平均パワーに基づきFTPを算出するものです。
これが、めちゃくちゃきつい。。。5分の全力走もきついのに、その後、20分間漕ぎ続けられるパワーを維持するっていうのが、地獄なんです。。
時間も長いし、そもそもペース配分も難しい。
そしてその日のコンディションで結構変わってきてしまうので、計測の為に体調を整えなければいけないし、終わった後にダメージも残るという、なんともな話。笑
FTP測るとなると、気分も乗らないし、計測するまでのハードルがものすごく高いのです。
それに比べて「Ramp Test」は楽ではないですが、せいぜい辛い時間は最後の5分程度。
全体でも30分以内には終わるので、ダメージも少なくすみます。
「Ramp Test」でほんとよかったです。笑
アプリの更新が頻繁にあります。
内容は不具合修正だったり、新しい機能の搭載だったり様々ですが、作りっぱなしではなく、定期的に改善、メンテナンスをしてくれるのは信頼できますよね。
膨大なトレーニングデータがあると思うので、より効率的なプランが生み出されるのをを期待してます。笑
- 基本英語
- ワークアウト名が謎
- ワークアウト中数値しか表示されない
- 外に行く機会が減る
基本英語です。
日本語表示もできますが、全部翻訳されているわけではないです。(最初にご紹介した設定画面は日本語表示のものです。)
トレーニングの説明文やワークアウト中のインストラクション(指示)は英語ですので、読むのに体力を使います。
特にワークアウト中のインストラクションは、トレーニングの辛さも重なるので、ほぼ理解できません。笑
結構細かく指示がでるので、理解してやった方が良いのは間違いないのですが・・・
なお、日本語表示ですが、僕のMAC / Chrome 環境下では、TRが正常に動作しないことがありました。
英語にしたら問題なかったので、日本語表示で上手く動作しない場合は、英語表示に戻してみるといいと思います。
ワークアウトのタイトルが、人名だったり地名だったりします。
なのでワークアウトの名前だけでは内容がわかりません。
大した話ではないですが。
ワークアウト中、画面には数値しか表示されません。
さすがに数値だけを見ながらワークアウトをこなすのは、相当ストイックでないと無理ではないでしょうか・・・
ということで僕はZWIFTも並行で起動しつつ、ipadでは映像を流しながら乗っています。笑
この辺のことについては、また改めて書きたいと思います。
これが一番のデメリットかもしれません。
TRはインドア向けのトレーニングアプリですが、屋外でも走れるように、ワークアウトをサイコンに書き出すことができます。
ただ、家の近くに、信号がなくて停まらずに走れる環境がなく、屋外でワークアウトをこなすのは難しいのです。
その点、ローラーだと準備も楽だし、時間も割と融通がきくのでどうしても、現状はインドアに寄ってしまっています。
できれば週1回は外に行って、坂を使ってワークアウトをするのが理想なんですが・・・
今後の課題ですね。
ということで、TRのメリット、デメリットでした。
見ての通り大きなデメリットはありません!
中長期的なトレーニングプランを求めている方は、ぜひTRを調べてみてください!!